1981年にオルカからリリースされたリバーパトロール。
このゲーム大好きだった。
船底に穴が空いていて浸水しているボートを駆って川を上っていく。
浸水しているということはもたもたしていると沈んでしまう、ということで要するに制限時間内にゴールしろということ。
画面一番左にある黄色いバーが浸水量(=残り時間)を示している。
その隣の赤いバーがゴールまでの距離を示している。
操作性が独特で、ボタンを押している間は前進し、ボタンを離すと下に流される。
舵は前進している時(ボタンを押している時)にしか効かない。
ボタンを離すと加速は止まるが、しばらくは慣性で前進する。
このため、危ないと思ってボタンを離しても止まらずに岩などにぶつかって沈んでしまう。
この辺のクセのようなものを掴むと、この操作がとても楽しくなるんである。
逆に言うと操作が難しくて面白くないと感じる人も多く、人を選ぶゲームだった。
上流から流れてくる流木やドラム缶にぶつかったり、岩にぶつかったりすると沈没する。
またワニにぶつかると沈没はしないが浸水量が増える(残り時間が減る)。
溺れている人も流されて来る。救助すると得点になるが、救助せずに見捨てても得点にならないだけでペナルティはない。
これだけでも非情だが、溺れている人に船の切先を当てるとなんと殺してしまう(天使になって下流に流れていく)。
今なら完全にアウトやな。
面(Round)は99面あり、99面をクリアすると0面になる。
この0面は画面左右の表示がバグっているだけでなく、始まってすぐ全面壁になっていて先に進むことができずぶつかって沈没してしまう。
99面を超えて0面終了になるまでには1時間以上かかる。
「AJがリバーパトロールをやり始めると、その間ワシらはどんどん金を使う」
と当時一緒にゲーセンに行っていた友人に文句を言われたものだ。
ゲーセンのビデオゲームなんてものは普通は数分もあれば1ゲーム終わってしまうものなので、自分がリバーパトロールをやっている1時間の間に彼らはいくつものゲームをプレイして千円札を溶かしていたらしい。
懐かしのリバーパトロール。もう一度遊んでみたいものである。
というわけでとりあえずタイトル画面だけ作ってみた。
CORPORATIONの綴りが間違っているが、実機の通りにしている。
このゲームの基盤は大量にコピーされたらしいのだが、画面中央にシャチのマークのあるのが本物で、コピー版ではこのマークが無いらしい。
もちろん作るからには開発元に敬意を表してシャチマークは入れた。
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